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日仏薬学会
la société franco-japonaise

de pharmacie

   

〒150-0013 
東京都渋谷区
恵比寿3-9-25
日仏会館内


フランス健康教育誌「アンフォ サンテ:info sante」

 パリ大学薬学部・第82代学部長・アンドレ・クボビエ教授が同薬学部・衛生学講座を担当されていた1959年に『フランスの薬局における健康および社会教育委員会』を組織され、大衆に対して薬剤師が伝達するべき健康情報を調製・開発された。現在その委員会はフランス薬剤師会全体理事会の中の一委員会として継承・活動しており、同会の会誌:Le Pharmacien de FranceのSciences et Techniqueの欄に生かされている。
 この健康社会教育委員会はフランス薬剤師のための情報伝達ならびに連携のセンターと位置づけられ、薬剤師が必要とする情報として機能している。それとは別に、クポビエ教授の先導によって、フランスで薬学教育に従事する衛生学・健康教育担当(従来の衛生学講座が現在この様に改められた)の教員達で組織する私的な機関として『健康教育クラプ』が設立された。

 この機関が目的とするところは、
 1.薬剤師による健康教育促進
 2.広告などの経済的援助を受けずに、大衆に対して、平易、明確で真面目な教育活動を実施する所
に置いている。
 このクラブの活動はフランス薬剤師会の健康社会教育委員会の目的をそのまま受け継いだもので、お互いに競い合うのではなく、二つの機関は補い合い、密接に協力している。健康教育クラブは薬剤師が夫々の薬局で、そこを訪れる患者、顧客を対象にして『健康の保持、家庭衛生に関して有効な助言が出来る』ための情報を確実に伝えるための資料を作成している。これが『Info Sante』である。健康教育クラブのメンバーが立案し、医療関係の宣伝業者の協力をえて、4ぺ一ジだての美しい、平易なパンフレットとして年10回発行している。薬局薬剤師は200部を単位としてこれを買い上げ、患者・顧客に販売或いは無料で提供し、このパンフレットを基にして健康教育を行っている。

 現在までに198号に及ぶパンフレットが出されているが、その内容を分類すれば、以下のようになっている。

医薬品独自をテーマとしたもの
薬の正しい使い方、家庭に置かれている薬品等

保健の知識
妊婦の健康、子供の伝染病、高血圧、糖尿病等

日常生活の注意
食事療法、食品添加物、生活の中の電気等

社会医学的テーマ
恥ずかしい病気などはない。(性病の問題)、アルコールの危険性、ワクチン等

自然の植物
薬草、茸、危険な植物 等

 日仏薬学会は1990年代より、日本の薬局においても『薬剤師による患者・顧客に対する健康教育』の重要性を認識し、「Info Sante」を翻訳・出版し広く日本の薬局で活用して頂きたいと念願し続けてきたが、出版・頒布の見通しが立たなかった。

 今回日仏薬学会ウエブサイト作成にあたり,これを日本に広く紹介し、夫々の薬局で夫々の薬剤師がこれを活用していただく機会が来たと考えた。我々日仏薬学会は今後この活動にも力を入れていく決意である。







アンフォサンテ

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